2009年06月26日
アブダビ首長国との原油共同備蓄プロジェクト、今秋スタート
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:資源エネルギー庁

 資源エネルギー庁は25日、アブダビ首長国最高石油評議会(SPC)との間で、原油共同備蓄プロジェクトの基本的事項について合意したと発表した。
 
 アブダビ国営石油会社(ADNOC)の原油を日本国内で備蓄するもので、今年秋までには新日本石油喜入基地(鹿児島県)でADNOCの原油貯蔵がスタートする。
 
 アブダビにとっては、東アジア・オイルマーケットとの関係の緊密化が期待され、日本にとっては緊急時の際に優先的に供給が受けられるなど、セキュリティ面で大きなプラスとなる。同プロジェクトは今年3月、アブダビ側から提案を受け協議した結果今回の基本合意となった。「原油輸入量の約4分の1を依存しているアブダビとの友好関係が一層強化されることを期待したい」と資源エネルギー庁では言っている。