2009年06月26日
アジレント、超高性能高速液クロと次世代誘導結合プラズマ分析装置を発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:アジレント・テクノロジー
Agilent 1290 infinity LC

 アジレント・テクノロジー(本社:東京都八王子市、海老原稔社長)は26日、スピードと感度を向上させた超高性能高速液体クロマトグラフ「Agilent 1290 infinity LC」を同日から販売開始するとともに、同社八王子事業所で開発した世界最小・最軽量の次世代誘導結合プラズマ質量分析装置「Agilent 7700シリーズ ICP-MS」を7月1日から販売開始すると発表した。

 「Agilent 1290」は、超高速・超高分離・超高感度という世界最高水準の高速液クロで、それは最大のパワーレンジ(圧力流量範囲)がもたらす最高の分離能および柔軟性と超高感度、使いやすさを大幅に高めたのが大きな特徴。製薬、バイオファーマ、ライフサイエンス、食品、化学業界の研究開発分野などでで市場開拓する。価格は1100万円から。出荷開始予定は8月。


ニュースリリース参照
○超高性能液体クロマトグラフシステムの新製品を発表
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1246001959.pdf

Agilent 7700シリーズ ICP-MS
 一方、「Agilent 7700シリーズ ICP-MS」は、分析試料をプラズマ中で分解し各種金属元素の濃度を分析する装置で、世界最小・最軽量を実現した。とくに高純度の材料、試料が要求される半導体関連企業の研究開発や製造プロセスでの標準的な金属元素分析装置として期待されている。汎用分析用の「7700x」と半導体関連市場向けの「7700s」の2機種を開発した。価格は、前者が2370万円から、後者が2800万円から。出荷開始は8月半ばの予定。日本国内では数年後に年間150台、世界全体で同600台の販売を計画している。


ニュースリリース参照
○世界最小、最軽量の次世代誘導結合プラズマ質量分析装置を発表
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1246001959.pdf