2009年06月29日 |
5月の鉱工業生産「持ち直しの動き」 化学・プラ製品ともに上昇 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経産省が29日発表した5月の鉱工業生産動向(速報)によると、生産指数(2005年=100、季節調整済み)は前月比5.9%上昇の79.2、出荷指数は同4.5%上昇の78.7、在庫は同0.6%低下の96.5、在庫率同0.1%上昇の143.1で、で生産・出荷とも3カ月連続の前月比プラス、在庫は5カ月連続の低下となった。 先行きの生産予測調査によると、6月、7月とも上昇を予測。だが「総じて見れば、生産は持ち直しの動きが見られる」との基調判断を据え置いた。 生産は、全16業種のうち輸送機械工業(前月比24.8%増)をトップに14業種が前月比プラスとなり、マイナスはパルプ・紙・紙加工品工業と繊維工業の2業種のみだった。品目別ではとくに普通自動車、アクティブ型液晶素子、携帯電話などが上昇に寄与した。化学工業、プラスチック製品工業も2カ月連続で生産指数が前月比プラスとなった。 化学工業(除、医薬品)は、生産指数が前月比2.4%上昇の85.2、出荷指数は同4.8%上昇の86.6、在庫指数は同1.5%低下の97.1、在庫率同0.5%低下の122.7だった。生産は2カ月連続、出荷は3カ月連続の上昇。在庫は5カ月連続の低下。 プラスチック製品工業は、生産指数同4.7%上昇の84.7、出荷指数同2.9%上昇の82.7、在庫指数同2.4%上昇の93.8、在庫率同3.6%上昇の116.1だった。生産、出荷とも2カ月連続の上昇、在庫は6カ月ぶりの前月比プラスとなった。 |