2009年07月01日
石油製品の国家備蓄導入はじまる 灯油13万kl入札へ
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:資源エネルギー庁

 資源エネルギー庁は1日、石油製品として初となる灯油1日分(13万kl)の国家備蓄を実施するため、競争入札を行うと発表した。
 
 わが国への石油の供給途絶への対応能力を強化するため、2006年5月の総合資源エネルギー調査会の答申を踏まえて実施することにした。競争入札による調達や備蓄施設の管理などは、今後独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構が実施する。
 
 同調査会では備蓄の必要性の高い石油製品として、灯油のほか揮発油(ガソリン)、軽油、A重油の計4油種をあげている。このため同庁では、残り3油種の国家備蓄についても今後検討する。
 
 石油の国家備蓄は現在、原油として5,070万kl(約103日分)を確保しているが、石油製品の国家備蓄は今回の灯油が初めてとなる。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1246439271.tif