2009年07月03日 |
公取委が見解「バイオ燃料・直接混合方式否定は問題」 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:公正取引委員会 |
公正取引委員会は3日「バイオマス燃料のガソリンへの直接混合方式に問題点があるとする石油連盟の見解は、独禁法に違反する行為である」とする当局の見解を発表した。 08年12月から09年3月にかけて「ガソリンにおけるバイオマス由来燃料の利用の実態」について、関連事業者や省庁に対してヒアリング調査を行い、この結果を踏まえて公取委としての見解を初めて明らかにした。 バイオ燃料には、バイオエタノールを直接ガソリンに混ぜる「直接混合方式」と、バイオエタノールからETBEを製造しガソリンと混合する「ETBE方式」とがある。 公取委はこの中で「石油連盟は、直接混合方式について問題点があるとの見解を繰り返し表明している」と指摘、「直接混合方式及びETBE方式は市場における競争を通じて評価・選択されるべきだ」との見解を示した。 「わが国のガソリン販売市場では、販売業者に占める元売会社の系列特約店の割合が高いだけに直接混合方式による製品の取り扱いを一律に禁止することは問題である」としている。 【関連ファイル】 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1246615263.tif |