2001年04月06日 |
東ソー、2001年版「環境レポート」を作成 |
昨年度は有害大気汚染物質排出量を47%削減 |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:東ソー |
東ソーおよび東ソーグループは、昨年5月に制定された「循環型社会系盛衰新基本法」の考え方に沿って、3R(リデュース・リユース・リサイクル)への取り組みや有用な廃棄物を循環資源として利用することを積極的に進めているが、このほど2001年版の「環境レポート」を作成した。今回の環境レポートでは、2000年に行った循環型社会の形成に向けた取り組みや、環境・安全対策、また社会とのコミュニケーションなど、様々なRC(レスポンシブル・ケア)活動について報告している。 主な内容は、(1)循環型社会形成形成へ向けて廃棄物を有効利用、(2)有害大気汚染物質排出量47%削減、(3)環境事業の強化、(4)2000年1月に東ソー全事業所でISO14001の認証取得など。 (1)については、廃棄物の97%を有効に利用していること、国内唯一の臭素系リサイクル設備をはじめ、塩素系リサイクル設備やセメントプラントで、社内に加え社外からも35万トンの廃棄物等を受け入れ、循環資源として有効活用していること、さらに1999年4月から開始した家庭ごみのセメントプラント原燃料(RDF)利用を、2000年は366日通して行ったことなどが紹介されている。 また、(2)では、自主管理すべき有害大気汚染物質12物質のうち、同社が該当する5物質の排出量を1995年度比47%削減、さらに2001年度には同87%の削減を目指していること、さらに(3)について、東ソー分析センターの設立、環境テクノの事業展開、重金属処理剤などの環境保全に役立つ製品の開発・上市の状況について触れている。 |