2009年07月08日 | |
ダウ化工とクラレ子会社 “わら畳”感触の新畳床を共同開発 | |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:クラレ、住友化学、ダウケミカル、クラレクラフレックス |
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ダウ化工(本社:東京都品川区)とクラレ子会社のクラレクラフレックス(本社:大阪市北区)は8日、新しい畳床を共同開発したと発表した。ダウ化工が商品名「かるぃ匠」(読み方:かるぞう)として同日から全国発売を開始した。 ダウ化工の押出発泡ポリスチレン板「スタイロフォーム」に、クラレクラフレックスの特殊不織布「フレクスター」を改良した新規ボード「DK ボード」を重ね合わせた2重構造になっており、畳床に求められている軽量性や“わら畳”に近いクッション性、高い断熱性能などを実現した。畳床1枚(厚さ50×幅910×長さ1820各ミリ)の重さはわずかに4キログラム。(共同特許申請中) 畳は日本の伝統的な住文化の一つだが、最近は住宅環境の変化によりカーペットやフローリングに置き換えられ、畳市場は縮小傾向にあった。新畳床の拡販によって伝統文化復活を狙う。販売価格は1畳あたり1万8000円(工事費を含む)。5年後に100万畳の販売を目指す。 【ダウ化工株式会社の概要】 ・本社 :東京都品川区東品川2-2-24 ・代表者:代表取締役社長 矢野 秀樹 ・資本金:23 億円(米国ダウ・ケミカル 65%、住友化学 35%) ・設立 :1982 年5 月25 日 ・事業内容:押出発泡ポリスチレン板「スタイロフォーム」の製造・販売 【クラレクラフレックス株式会社の概要】 ・本社 :大阪市北区梅田1-12-39 ・代表者:代表取締役社長 中島 多加志 ・資本金:1 億円(クラレ 100%) ・設立 :2005 年4 月1 日(前身は1972 年設立のクラレチコピー(株)) ・事業内容:不織布および不織布製品の製造・加工・販売 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1247020193.pdf |