2009年07月08日
積水化成品、堺の「ピオセラン」成形工場 10月操業開始
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:積水化成品工業
液晶モジュール搬送用「ピオセラン」

 積水化成品工業(本社:大阪市北区、小野惠造社長)は8日、大阪・堺市で建設が進められている「21世紀型コンビナート」内に建設中の高機能樹脂「ピオセラン」梱包材工場が今年10月完成し操業を開始すると発表した。
 
 「21世紀型コンビナート」は、シャープが最先端の液晶パネルと薄型太陽電池を量産するため、総工費3,800億円をかけて建設中のもので、127万平方メートルの敷地内に関連するインフラ施設や部材製造メーカーの工場を誘致してきた。2010年3月までに生産開始の予定。
 
 「ピオセラン」はポリスチレン・ポリオレフィン複合樹脂を主原料とした高機能発泡製品で、積水化成品は同コンビナート内で使用される液晶パネル用の梱包材の生産を受け持つ。このため08年6月、100%子会社「積水化成品堺」を現地に設立した。工場の敷地面積は3,000平方メートル、梱包材生産能力は当面月産120トンだが、将来は液晶パネルの生産能力に合わせて拡大する。初期投資額は約500百万円。

【設立会社の概要】
・会社名  :株式会社 積水化成品堺(英文名:Sekisui Plastics Sakai Co., Ltd.)
・代表者  :池端孝之
・事業目的 :発泡プラスチック製品の製造・加工並びに売買
・所在地  :大阪府堺市堺区匠町1番地
・敷地面積 :約3,000平方メートル
・会社形態 :積水化成品工業株式会社 100%出資会社
・設立年月 :2008年6月
・操業開始 :2009年10月(予定)
・初期投資額:約500百万円
・資本金  :90百万円
・従業員  :約30名(2010年3月末予定)
・設備能力 :120トン/月

ニュースリリース参照-
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1247023300.pdf