2009年07月10日
5月のエンジニアリング受注高24%減、5カ月連続マイナス
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省

 経産省が10日発表した5月のエンジニアリング業受注高は前年同月比△24.2%の6,057億円で、今年1月以来5カ月連続の前年比マイナスとなった。海外での落ち込みが大きく、世界的な景気後退が業界を直撃したかたちだ。
 
 内訳を見ると、「国内」は電力プラントシステム、環境衛生システムなどの受注があったことから29.8%増加した。「国外」は前年に化学プラント、製鉄プラントなどの大口案件があったこともあり△83.3%と大幅減少した。
 
 1件当たり受注高が5億円以上の受注件数は90件(前年同月比59.6%)だった。

【5月のエンジニアリング受注高】 単位:百万円 ( )前年同月比%
 
 <受注高合計>   605,678(75.8)
 (国内)      562,834(129.8)
 (国外)       42,844(11.7)
 
 <主要プラント・システム別受注高>
 ・電力プラント    282,783(148.8)
 ・通信プラント    37,996(105.5)
 ・化学プラント     53,835(16.1)
 ・製鉄プラント    13,141(38.1)
 ・その他産業プラント 40,853(65.8)
 ・貯蔵・輸送システム 23,014(99.4)
 ・環境衛生システム  25,318(112.9)