2009年07月13日
宇部興産が原体製造の治療薬「エフィエント」 米FDAが承認
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:宇部興産

 宇部興産は13日、第一三共株式会社と共同開発し創製した、経口抗血小板剤「エフィエント(一般名:プラスグレル)」の販売が10日(米国東部時間)、米国FDA(食品医薬品庁)から、急性冠症候群患者の治療薬として第一三共とイーライリリー両社に承認されたと発表した。
 
 エフィエントの原体は宇部興産が製造・供給する。米国では第一三共とリリーの両社が製薬し、それぞれ数週間以内に「Effient」の商品名で販売開始する予定である。
 
 欧州では09年2月25日に欧州委員会が承認し、すでに英国など各地で「Efient」の商品名で販売されている。
 
 エフィエントは、動脈硬化に伴う心臓発作、脳卒中を引き起こす可能性のある血小板の凝集を防ぐ医薬品で、現在の標準治療薬であるクロピドグレルに比べ、心血管死等の心血管系イベントが発症するリスクが減少される、などの効果が認められている。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1247446173.pdf