2009年07月15日 |
経産省の平工・製造産業局長の略歴「化学業界に精通」 |
【カテゴリー】:行政/団体(人事/決算) 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経産省の14日付人事で製造産業局長に就任した平工奉文氏は、1978(昭和53)年東大経済学部卒、入省(当時は通商産業省)。省内では基礎産業局や産業政策局、資源エネルギー庁などの企画官、次長を歴任してきた。化学業界とも縁が深く、1987(昭和62)年から89(平成元)年まで、基礎産業局基礎化学品課(当時)に在籍し榎本宏明課長の下で課長補佐(総括班長)を務めた。 当時、石油化学業界はようやく長い構造不況から抜け出たところだった。エチレン製造業が「産構法」の業種指定を解除されたのが1987年9月だった。翌年にはポリオレフィン、塩ビ樹脂、スチレンモノマー製造業も期限切れを待たずに指定解除された。 業界では再び休止設備の再開や新増設計画が相次いだが、基礎化学品課は88年、これらの計画に対して、初の「デクレア方式」(事前届出制)を取り入れた。石油化学業界はこれを機に共同投資や再編・再構築化が進み、新しい時代に入った。 【平工奉文(ひらく・ともふみ)氏の略歴】 ◇昭和53年4月 中小企業庁長官官房調査課 ◇昭和60年1月 通商政策局国際経済課国際機構班長 ◇昭和62年7月 基礎産業局基礎化学品課長補佐(総括班長) ◇平成元年7月 産業政策局調査課長補佐(総括班長) ◇平成3年7月 通商政策局国際経済課多角的貿易交渉官 ◇平成6年5月 外務省在バンクーバー日本総領事館領事 ◇平成12年6月 資源エネルギー庁石炭・新エネルギー部計画課長 ◇平成17年9月 製造産業局次長 ◇平成20年7月 近畿経済産業局長 ◇平成21年7月 製造産業局長(現職) 【関連ファイル】 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1247630828.tif |