2009年07月15日
中国の日立が寧波市で省エネ診断 市や中小企業31社と提携、調印
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:日立製作所

 日立(中国)はこのほど浙江省寧波市省エネ部門及び中国中小企業対外提携協調センター、市の31社と省エネ環境保護についての提携意向書に調印した。日立は08年11月から寧波市政府と提携を進め、すでに自動車部品2社の省エネ診断を行うなど実績をあげた。

 今回は6月末の「09中国(寧波)省エネ環境保護技術・製品博覧会」のあと、具体的な提携の話が進んだ。エネルギーの使用効率をあげ、コストを抑制するのが狙い。部品のS社はエネルギ—コストの9.4%を削減、標準石炭使用も8・4%減らし、N社は同10.4%、同14%抑制できる見通しである。

 日立は中国に約100社の関連企業があり、エネルギー供給ネットワーク、下水処理システム、省エネ設備、大気汚染防止対策技術などの業務を展開している。08年の年間売上110億ドルに達している。

 同社の試算によると08年に同社だけの扱いで4,000万元のエネルギーコスト削減が見られたとしている。