2009年07月16日
シノペック元会長に死刑判決
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 シノペックの陳同海(Chen Tonghai)・元会長に15日、収賄で2年の猶予付きの死刑の判決があった。2860万米ドル相当の賄賂を受け取っていた。通常、猶予付き死刑判決の場合、2年間の態度により終身刑に減刑される。

 陳・元会長は寧波市の市長を勤めた後、2003年にシノペック会長となった。同氏はまた、現在の国家発展改革委員会の副委員長も勤めた。閣僚に相当する地位にあったが、2年前に急に任を解かれた。

 中国政府は閣僚相当の高官であっても容赦はしないとの姿勢を示したものとされている。

 新華社通信は、彼は莫大な賄賂を受け取り、死刑に値するが、自白し後悔しており、他の犯罪者の行動の情報を提供し、賄賂を返却しており、このため猶予付きとなったとしている。