2009年07月16日
カネカ、住宅市場向け薄膜系太陽電池の国内展開を強化
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:カネカ
薄膜系太陽電池使用例

 カネカは、住宅市場向け薄膜系太陽電池の事業展開を強化する。薄膜系太陽電池の販売は、これまで欧州向け輸出が大半だったが、日本国内でも政府の優遇策が決まり、住宅市場向けに大きな伸びが期待されるため積極的に対応することにした。

 同社では、住宅向け太陽電池の国内市場規模は2008年度は220MWだったが、09年度には400MWを超え、2011年度には倍増の800MWのレベルまで拡大すると推定している。

 同社は、これまでの屋根に太陽電池を据え置く「据置型」に加えて、太陽電池を屋根に組み込んだ「建材一体型」など、独自タイプ製品の販売拡大に注力していく方針だ。

 「建材一体型」薄膜系太陽電池は、住宅のイメージを損なわず、さまざまな屋根の形状に対応できる。また屋根の代替としての機能も発揮できるなどの特徴をもっている。

 販売は、大手ハウスメーカーのほか、住宅用断熱材「カネライトフォーム」(商品名)の全国販売ネットワークを活用し、ハウスメーカーやハウスビルダーなど各地の工務店への展開を加速する。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1247722775.pdf