2009年07月17日 |
上海SECCO、エチレン増設完成 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:SINOPEC |
(上海発=特約) 上海SECCOの上海ケミカルパークでのエチレン増設計画が7月15日に完成し、オンスペック生産を開始した。 23.2億人民元を投じたもので、エチレン能力を現在の90万トンから109万トンに増やすとともに、ABB-Lummus法の16万トンのOCUも増設した。 (OCUはエチレンからプロピレンとイソブチレンを生産するもので、当初から1基を備えている。既存のプロピレン能力は 61万トンとなっている) このほか、BTXを50万トンから60万トンに、SMを50万トンから65万トンに増設した。 増設によって必要となるナフサは外部から購入する。 SECCOにはBPが50%、シノペックが30%、シノペック上海石化が20%出資している。 2005年3月から生産を開始、2007年のエチレンの生産量は100.3万トン、2008年は93.5万トンであった。 これとは別に、中海シェル石油化学(CNOOC and Shell Petrochemicals Company)も来年3月にエチレン能力を現在の80万トンから95万トンに増強し、誘導品についても10-15%増やす。 南京のBASF-YPCも最近、政府から増設計画の承認を得た。 既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=27012 |