2009年07月22日
中外製薬、腎性貧血治療剤「R744」、製造販売の承認申請
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:中外製薬

中外製薬は22日、慢性腎臓病に伴う貧血(腎性貧血)を予定適応症として開発してきた持続型赤血球造血刺激因子製剤「R744」の医薬品製造販売承認申請を同日、厚生労働省に行ったと発表した。

 腎性貧血は慢性腎臓病(CKD:Chronic Kidney Disease) の合併症のうち、最も頻度の高いものの一つ。「R744」は、造血因子の受容体に対して、これまでにないユニークな反応性を有する持続型の赤血球造血刺激因子製剤としている。

 海外では「Mircera」の製品名で2007年に発売し、既存薬に比べ頻度の少ない月1回の投与により安定的に目標ヘモグロビン値を維持できる革新的な治療薬として評価を得ている。日本でも臨床試験により、4週に1回の静脈内投与または皮下投与で有効性及び安全性が確認できたことから、今回の承認申請となった。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1248243631.pdf