2009年07月28日
三菱樹脂、低温の排熱を活用できる高効率なデシカント空調機を開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三菱樹脂
AQSOAデシカント空調機

 三菱樹脂(本社:東京都中央区 吉田 宏社長)は28日、低温で水蒸気の吸着・放出(再生)ができる機能性吸着材『AQSOA』を活用し、除湿・加湿用「AQSOAデシカント空調機」を開発したと発表した。湿度のコントロールが必要な工場など産業用途向けにテスト販売を始める。

 デシカント空調機とは、吸着材(desiccant)を用いて空気中の水蒸気(湿度)を調整する空調設備。湿度と温度を個別に制御することが可能で、排熱利用もできることから省エネ除湿・加湿機として注目されている。

AQSOAハニカムローター
 「AQSOAデシカント空調機」は、心臓部のハニカムローターに『AQSOA』を固着しており、40〜80℃の低い熱源(排熱)で水蒸気を放出(再生)させることができる。シリカゲルを用いたデシカント空調機と比べて、約2割(同社調べ)の省エネルギー化が図れる。

 同社では、7月29日(水)〜31日(金)まで東京ビッグサイトで開催される「エネルギーソリューション&蓄熱フェア‘09」に、AQSOAを使用した設備機器製品を出展する。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1248752706.pdf