2009年07月31日
合成樹脂の特恵輸入相手国、5カ国に減少 6月末消化率7.1%
【カテゴリー】:行政/団体(原料/樹脂/化成品、実績/統計)
【関連企業・団体】:財務省

 財務省が31日発表した6月末の合成樹脂類(13項)特恵輸入シーリング枠消化状況によると、6月末までの輸入額累計は15億3,300万円で、消化率7.16%となった。5月末から1カ月間の輸入額は4億7500万円。

 日本向けに大量輸出していたサウジアラビアが、関税暫定措置法施行令(25条)に基づく改正措置により、今年4月1日付で特恵受益国から除外された。また、わが国との経済連携協定(EPA)発効に伴い、マレーシア、フィリピン、インドネシア各国からの輸入関税が無税となり、特恵適用国から外れた。
 
 これらの事情から「13項」輸入相手国は昨年度の8カ国から今年度は中国、タイなど5カ国(6月末現在)に減少し、輸入額の大幅減少となった。

【6月末の合成樹脂類(13項)特恵輸入額】 単位:千円 ( )は5月末現在
◇中国     460,928(301,357)
◇ベトナム    8,030(8,030)
◇タイ    1,035,467(720,548)
◇インド     16,103(14,972)
◇ブラジル    12,476(12,476)
(合計)   1,533,004(1,057,383)

 (注)2009年度の13項シーリング枠は21,409,655千円、一国当たり枠は20%の4,281,931千円となる。