2009年08月03日
煙台市が重点産業と都市間交通網新設の説明会
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 山東省煙台市は、20日午後4時30分から東京・紀尾井町のグランドプリンスホテル赤坂で、市の重点産業の発展状況や青島—煙台—威海の都市間リニアモーターカー、大型港湾の建設などについて説明、日系企業の投資を呼びかける。説明会には張江汀・市長、李淑芹・副市長、干東・市対外貿易経済合作局局長ら市幹部9氏と現地企業代表らが出席する。参加無料、要登録。問い合わせは国際貿易促進協会:TEL03-6740-8271,FAX03-6740-6160

 同市は山東半島の北側に位置し、環渤海湾、首都、北東アジアの重要都市。七福人で知られる徐福の故郷,遣唐使・遣随使の出発地として有名。中国最初の沿海開放都市のひとつ、世界銀行から金メダル都市の一つと評価された。自動車・部品、船舶、石油化学、生物製薬、商業物流などの大型産業を展開している。

 日本からは三菱マテリアル、アサヒビール、デンソー、ホンダ、旭化成、出光興産、矢崎総業,荏原製作所、厚木ナイロン、伊藤忠商事、三井物産、双日などが外資の第二位グループとして1,000社以上が活躍している。

 港湾、高速道路などのインフラ整備が進み、07年には煙台—大連間の鉄道フェリーも完成した。今後は青島—煙台—威海間にリニアモーターカーを開通させる計画を進め、開発区の拡大を図る。

 煙台市には蓬莱閣が観光地として発展、また、中国最大の金鉱山もある。山東省での交通網も整備され省都・済南市との交通が便利になっている。また、日本との直行便開設をのぞみ、早期の実現を図る。市の面積は1.37万平方キロ、人口650万人。3つの国家開発区と11の省級開発区がある。ソフトウエアパークとアニメ基地も建設中。