2009年08月03日
帝人、第1四半期大幅減収益 純損失177億円
【カテゴリー】:人事/決算
【関連企業・団体】:帝人

 帝人が3日発表した09年度第1四半期連結決算は、主力製品である合成繊維の需要不振から売上高が前年同期比29.8%減の1,660億円と落ち込み、営業利益、経常利益は赤字で当期純利益は177億円の損失となった。
 
 繊維事業は、アラミド繊維が自動車減産の影響を受け、タイヤやゴム補強用途を中心に苦戦したほか、炭素繊維がスポーツ・レジャー用途の軟調から製造ラインの低稼働を余儀なくされた。ポリエステル繊維は国内外で市況低迷が続いた。
 
 医薬医療事業は順調に推移し、ポリカーボネート樹脂やPETフィルムなど化成品事業分野も需要に回復傾向が視られるものの、合成繊維の低迷が継続していることから通期業績予想を修正した。

【帝人・第1四半期(連結)決算】単位:百万円 ( )前年同期比増減率%
◇売上高      166,001(△29.8)
◇営業利益     △1,516(-)
◇経常利益     △4,447(-)
◇当期純利益   △17,723(-)
◇1株当たり純利益 △18.01円(2.77円)

<帝人・通期(連結)予想>単位:百万円 ( )前回予想
◇売上高      760,000(△19.4)
◇営業利益      13,000(△27.6)
◇経常利益     1,000(-)
◇当期純利益    △28,000(-)
◇1株当たり純利益   △28.45円