2009年08月06日
双日と太陽誘電、リチウムイオン・キャパシタのACT社に出資
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:双日、太陽誘電

 双日は6日、太陽誘電とともに日本電子の子会社であるアドバンスト・キャパシタ・テクノロジーズ(ACT=本社:東京都昭島市、松浦文康社長)の第三者割当増資を引き受け、太陽光発電や鉛電池の代替分野などに需要拡大が見込まれているリチウムイオン・キャパシタ「Premlis(プレムリス)」の製造・販売で提携すると発表した。
 
 双日と太陽誘電の出資金額はそれぞれ3億円。ほかに日本電子とベンチャーキャピタル数社が出資し、ACTは合計11億7000万円の資金を調達した。
 
 ACTの増資後の資本金は12億2000万円。出資比率は日本電子51.6%、双日と太陽誘電各11.5%となる。 ACTは「Premlis」の製造設備を増強し、2010年夏には月産2万セルの生産体制を構築する。14年には100億円の売上を目指す。
 
 双日は役員を派遣し、国内外で「Premlis」の市場や販路を開拓する。太陽誘電は同製品の量産体制構築をサポートする。
 
  リチウムイオン・キャパシタは、リチウムイオン電池や鉛電池といった二次電池と、急速充電が可能な電気二重層キャパシタの長所を併せ持つ新型の蓄電デバイスで、サイクル寿命が長く、安全性や充放電効率に優れ、短時間での急速充電が可能、などの特長を持っている。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1249541852.pdf