2009年08月11日 |
トクヤマ、マレーシアに多結晶シリコン大型プラント建設決る |
【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:トクヤマ |
トクヤマは11日、マレーシアに太陽電池向け多結晶シリコンの新プラント建設を決めたと発表した。同国サラワク州のサマラジュ工業団地に総工費約650億円をかけて年産6000トンの大型プラントを建設する。 2011年初に着工し、運転開始は2013年春の予定。製造技術にはジーメンス法を採用、千代田化工建設が工事を受け持つ。 また、これに先立ち現地に新会社「TOKUYAMA MALAYSIASDN. BHD.」を設立する。新会社の操業開始時の雇用人数は約300人、うち約280人を現地採用する予定だ。 太陽電池向け多結晶シリコンの需要は、世界的な景気後退の影響で一時的に需給が緩和しているものの、中長期的には高い成長が予想されている。 トクヤマは今春、徳山製造所(山口県)に年産3,000トンの多結晶シリコン設備増設を終え、合計能力を8,200トンに拡大したが、今後の需要増大に対応するため、第2拠点の構築を決めた。 工場を新設するサマラジュ工業団地は、サラワク州ビンツル市から北東50キロにあり、敷地面積は約200ヘクタール。多結晶シリコン製造に必要な大量の電力、工業用水や良質な労働力が確保できる強みを持つ。 【新設プラントの概要】 製造能力 年産6,000トン 製造技術 ジーメンス法 用途 太陽電池向け 建設計画 2011年初に着工し、2013年春運転を開始 主な建設会社 千代田化工建設 プラント建設費 約650億円 【新会社の概要】 社名 TOKUYAMA MALAYSIA SDN. BHD. 設立年月 2009年8月 本社所在地 クチン(サラワク州の州都) ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1249990937.pdf |