2009年08月14日
藍星グループ、江西省で統合シリコーン計画の建設開始
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

(上海発=特約)

 藍星グループは8月9日、江西省九江市の星火産業パークで統合シリコーン計画の建設を開始した。

 同社は現在、同地に年産20万トンのシリコーンモノマー工場を持っているが、これを30万トンに増設するとともに、新しく20万トンのシリコーンモノマーと12万トンの誘導品工場を建設する。

 2010年末のスタート後は、同地のモノマー能力は50万トンとなる。

 更に第二段階として20万トンのモノマーを建設する予定で、総能力は70万トンとなる。


 同社は2004年10月にフランスのローディアと覚書を締結し、天津に年産20万トンのシリコーンモノマー工場を建設するFSを開始した。両社はそれぞれのシリコーンの上流及び下流分野での活動をグローバルに戦略統合する可能性について2006年央までに検討することとした。

 その後の話し合いの結果、2006年10月に藍星集団はローディアのシリコーン事業を買収する契約を締結した。ローディアのシリコーン事業は藍星集団の子会社 Bluestar Silicones International となり、フランスに Bluestar France を持つ。

   既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=20048

 2008年3月に、藍星は子会社 Bluestar OrganoSilicone (Tianjin) を設立し、Bluestar
France の技術を使用して、天津の臨港工業区に能力400千トン(第1期 200千トン、第2期 200千トン)のシリコーンモノマー工場の建設を決めた。

   既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=23636

 既に政府の承認も得ているが、この天津計画を取り止め、九江市に集約することとした。