2009年08月18日
米国アジレント社が第3四半期業績を発表、27%減収に
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 アジレント・テクノロジー(本社:東京都八王子市、海老原稔社長)は18日、米国アジレント・テクノロジーズ・インクの2009年度第3四半期(5−7月期)業績を発表した。
 
 それによると、売上高は前年同期比27%減の10億600万ドル、GAAPベースの純損失は1900万ドル、1株当たり利益は▲0・06ドルであり、前年度同期実績(GAAPベース純利益1億6900万ドル、1株当たり利益0・45ドル)に比べ大幅に悪化した。同社は「第3四半期が事業の底になっている」とし、第4四半期から上向くと指摘している。

 事業部門別に売上高をみると、ライフサイエンスなどのバイオアナリティカル・メジャメント分野が前年同期比8%減の4億9600万ドル、計測器などのエレクトロニック・メジャメント分野が同36%減の5億2400万ドル、半導体テスト/ボードテスト分野が同56%減の3600万ドルとなっている。

 今後の見通しについて、ビル・サリバン社長兼最高責任者は「今年度末まで厳しい状況が続くものの、2010年度前半には緩やかながら市場が回復する可能性がある」と語っている。