2009年08月19日
7月の塩化ビニル樹脂の生産と国内出荷が今年最高に
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

 塩ビ工業・環境協会(VEC)が19日に発表した7月の塩化ビニル樹脂(PVC)生産出荷実績によると、生産、国内出荷ともに今年最高に規模となった。とくに国内出荷は、パイプ減産が一段落したため主力の硬質用で回復傾向がみられた。

 7月の生産は13万7270トン、前年同月比3・3%増で今年最高となった。前年比プラスは2007年11月以来である。国内出荷は8万8573トンで同18・5%減となり、前年比での水準は低いものの今年最高となった。国内出荷の内訳は、硬質用が4万9086トンで同18・5%減、軟質用が2万2942トンで同17・8%減、電線・その他が1万6545トンで同19・3%減となった。輸出は6万3473トンで同47・2%増、出荷総計は15万2046トン、同0・2%増で今年最高になった。月末在庫は7万885トンで前月より17・2%減少した。

 一方、7月の塩化ビニルモノマー(VCM)の生産は24万2654トンで前年同月比3・1%減、国内出荷はPVC用が13万7631トンで同3・0%増、その他用が3629トンで同0・2%増、合計14万1260トンで同2・9%増となった。輸出は7万1118トンで同7・5%減となり、出荷総計は21万2378トンで同0・8%減となった。

ニュースリリース参照
○塩ビ樹脂
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1250660069.xls

○塩ビモノマー
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1250660069.xls