2009年08月20日 |
藍星グループ、南京でメチオニン工場建設 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
藍星グループと同社のフランスの子会社アディセオは8月19日、メチオニン工場を南京市に建設する契約を締結した。 能力は年産7万トンで、2012年下半期に稼動の予定。今回の発表にはないが、昨年発表の構想(当時は天津計画)では将来倍増することとなっている。 藍星グループは2006年1月にCVC Capital Partners から動物用栄養製品メーカーのアディセオを買収した。 アディセオはCVCがアベンティスの動物栄養製品部門を2002年に購入して設立した会社で、メチオニン、ビタミン、飼料用酵素を製造販売しており、年間売上高は5億ユーロ。メチオニンは年20万トンを生産し、世界シェアは29%。 既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=17959 同社は本年6月にフランスとスペインの工場でメチオニンを合計25千トン増強することを明らかにしている。 中国のメチオニン需要は12万トンとされるが、2008年の輸入数量は90,705トンとなっている。石家荘 海天精細化工、山東天一化学、Degussa の100%子会社のDegussa Rexim(Nanning) Pharmaceutical などが生産しているが、いずれも少量の生産で、Degussaの場合で350トンに過ぎない。 |