2001年04月18日
三菱レイヨンが新中計「構造改革今年度中にすべて実施」
AN、ABS事業協業化、競争力強化に全力
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱レイヨン

 三菱レイヨンは18日、「成長に向けての基盤固め」を基本コンセプトにした2001年度の中期経営計画を発表した。

 重要課題として(1)連結経営の徹底(2)構造改革の推進(3)コスト競争力強化(4)環境問題への対応—の4項目を掲げ、構造改革ではAN事業とABS事業を協業化するほか、テキスタイル事業の強化、炭酸事業の協業化、また建材事業では菱晃への集中化による市場軸展開を図る。2001年度中にすべて実施するとしている。

 2001年度の数値目標として、売上高3,450億円(2000年度見通しは3,250億円)、営業利益250億円を見込む。内訳は化成品・樹脂1,350億円(営業利益150億円)、繊維1,050億円(50億円)、機能製品・エンジニアリング1,050億円(50億円)。

 また、2005年度は売上高4,000億円、営業利益400億円、総資産営業利益率10%を目ざすとしている。