2009年08月25日
KingBoard、湖南省衡陽市で第4次計画の建設開始
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

(上海発=特約)

 香港のラミネート会社 KingBoard Chemical の湖南省の子会社衡陽KingBoard Chemical は8月20日、第4次計画の建設開始の式典を行った。

 第4次計画全体は投資額40億人民元で、イオン交換膜法ソーダ 30万トン、PVC 20万トン、エピクロルヒドリン 5万トン、ソーダ灰 30万トン、カーバイド 30万トンなどから成るが、このうち、イオン交換膜法ソーダ 10万トン、エピクロルヒドリン 5万トンの建設を開始した。

 衡陽 KingBoard Chemical は、2003年にKingBoard Chemical が衡陽苛性ソーダ工場を買収して設立した。同工場は3万トンのソーダを所有していた。

 Kingboard は2005年に第二次計画としてイオン交換膜法ソーダ 6万トン、過酸化水素 8万トンをスタート、2007年には第三次計画としてソーダ 10万トン、PVC 12万トンをスタートさせた。また、2007年に広東省広州のホルマリン工場から65千トンの過酸化水素プラントを移設した。

 現在の衡陽での総能力は、ソーダ 19万トン、PVC 12万トン、過酸化水素 145千トン、ほかに液体塩素 12万トン、塩酸 6万トンとなっている。

 KingBoard Chemical は、中国海洋石油(CNOOC)とのJVのCNOOC KingBoard で海南島の東方市で60万トンメタノールの生産を行っている。
<既報>
http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=19784

 Kingboardはまた、河北省と重慶市その他で石炭ベースのメタノールを生産しているほか、多数の子会社を持っている。
<既報>
http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=20999
http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=23026