新工場(イメージ)

　東レは25日、中国の藍星(集団)有限公司(本社:北京市、任建新董事長)と合弁の水処理会社「藍星東麗膜科技(北京)有限公司」(TBMC社)が24日、北京市順義空港工業開発区で新工場の起工式を行ったと発表した。

　式典には中国側から、北京市人民政府経済・信息化委員会の汪進軍副主任、北京市順義区の林向陽副区長ら、日本側から経産省製造産業局の平工奉文局長、在中国大使館の波多野淳彦公使ら来賓のほか関係者ら合わせて110人が出席した。

　新工場は敷地面積2万6300平方メートル。東レの最新鋭技術による高速ポリアミド複合膜製造設備およびエレメント自動巻囲機を導入する。設備投資額は約5億元(約75億円)で、2010年4月から逆浸透(RO)膜の製膜・組み立てを開始する。

　東レグループは、新工場が稼動する2010年には、現在稼動中の愛媛工場及びトーレ・メンブレン・USA社と合わせて、逆浸透膜エレメントの年間生産能力が1.5倍に拡大する。

【新会社の概要】
◇会社名　：藍星東麗膜科技(北京)有限公司 (略称:TBMC社)
(日本語:東レ藍星水処理膜科技(北京)有限公司、英文社名:Toray BlueStar Membrane Co., Ltd.)
◇事業概要 : 下記水処理膜製品の製造・販売・応用開発・技術サービスおよび同製品の輸出入
(1)RO膜およびRO膜エレメント
(2)NF膜およびNF膜エレメント
(3)浸漬型MF/UF膜エレメント
(4)MBR用浸漬型MF平膜モジュール
◇所在地 : 中華人民共和国北京市順義区天竺空港工業開発区
◇設 立 : 2009年7月17日
◇資本金 : 3,500万USドル(約35億円)
◇出資比率 : 東レ：40.1%　東麗(中国)投資有限公司(東レ子会社)：10.0%　中国藍星(集団)有限公司： 49.9%
◇代表者 : 董事長 陸暁宝 (藍星出身)　総経理 西池敏明 (東レ出身)

【新工場の概要】
(1) 生産設備: RO膜製膜設備およびRO膜エレメント自動巻囲機
(2) 着 工: 2009年8月　稼動開始予定:2010年4月
(3) 場 所: 北京市順義区天竺空港工業開発区
(4) 設備投資額: 約5億元(約75億円)
(5) 敷地面積: 26300平方メートル　建屋: 2階建て16900平方メートル
(6) 従業員数: 180人

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1251182934.pdf

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