2009年08月25日

「世界の芳香族需給」BTXはバランス、PTAは供給過剰

【カテゴリー】：行政/団体 【関連企業・団体】：経済産業省

経産省化学課は25日発表した「世界の石油化学製品の需給動向」の中で、芳香族及び誘導品の需給動向について、「ベンゼン、トルエン、キシレンとも、世界の需給は2013年においてもほぼバランスする見通しである」との見通しを要旨以下のとおり明らかにした。 　 （1）2007年における世界のベンゼン、トルエン、キシレンの需要実績は、それぞれ40.5百万トン（前年比0.1%増）、17.1百万トン（2.1%減）、27.1百万トン（1.3%減）。 （2）2007〜13年における需要の年平均伸び率見通しは、それぞれ1.6%、1.9%、3.5%。 （3）生産能力の2007〜13年における年平均伸び率は、それぞれ3.6%、1.6%、4.2%となる。 （4）ベンゼン、トルエン、キシレンとも需要増大に応じた生産の拡大により、2013年においても需給はほぼバランスする見通しである。 　また、パラキシレンは中東での輸出超過幅拡大が影響し、2013年には世界計で1.9百万トンの供給超過。PTAもアジア全体で輸出超過幅が拡大し、2013年には全体で2.2百万トンの過剰が生じると予想している。 　 　 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1251193096.pdf