2009年08月26日 |
昭和電工、アルミニウム汎用押出材事業から撤退 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は26日、アルミニウム事業の構造改革、競争力強化策の一環として、建材向けを中心とするアルミニウム押出汎用材事業からの撤退と、同事業における人員削減による合理化を決めたと発表した。 ■アルミニウム汎用押出材事業からの撤退 建材向けを中心とするアルミニウム汎用押出材事業は、近年の住宅着工件数の低迷や、企業収益の設備投資減少などの影響を受け、需要が大きく減少している。同社はこれまで生産の効率化に取り組んできたが、事業環境は引き続き低迷し、これ以上の事業の継続は困難と判断した。09年末までに生産を終了し彦根事業所の生産ラインを停止する。汎用材・建材分野以外の押出事業は今後も事業を継続する。 ■人員削減による合理化 アルミニウム汎用押出材事業からの撤退に加え、熱交換器事業基盤強化のため人員の再配置を実施する予定で、 彦根事業所および小山事業所に在籍する従業員を対象に希望退職者を募る。募集人員はとくに定めない。 ■業績への影響 彦根事業所の生産設備等の減損の実施により15億円、希望退職の募集にともなう割増退職金費用として37億円の特別損失の計上を見込んでいるが、7月30日発表の当期業績予想には織り込み済みである。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1251266561.pdf |