2009年08月28日
上海の食品見本市に出展 11月18日〜20日、IDECが参加者募集 洋・和菓子、飲料など
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 横浜市企業経営支援財団(IDEC)は華漢国際会議展覧が上海新国際博覧中心(浦東新区)で11月18日から20日まで開く「FHC CHINA 2009」への参加者を募集している。問い合わせはIDEC:TEL045-225-3730 ,FAX045-225-3737

 この展覧会では、参加する世界各国の専門バイヤーに出会えるほか、IDECが現地でサポート、また、共同出展することで高いPR効果が見込めるとしている。展示面積は3万5,000平方メートル、12回目の昨年は81カ国・地域から807社が参加した。

 来場者は2万人余。出展品目は食品、飲料、食品・飲料製造・サービス関連機器など。日本からの出展は洋・和菓子、飲料、紙・プラスチックシート、台所用品、飲料品関連機器などが見込まれる。ブースは18平方メートル、幅6メートル、奥行き3メートルの面積で2ブース。費用10万円(ブース賃料、基本装飾費、基本什器に一部)。

 食品の安全、安心、高品質への関心が高まっている中国では、日本食品の人気が評判を呼んでおり、日本側としては展覧会が大きなチャンスを呼ぶと期待している。とくに来年5月から10月まで開かれる上海万博には7,000万人の来場者が予想されており、PRの機会にもなる。

 日本食品の中国向け輸出は長期滞在邦人の多い上海で進みつつあり、百貨店での物産展も開かれるようになった。ただ、中国税関の厳しいチェック、高額の関税などがあり、今後の信用獲得、消費者へのPRなどによって、通常の取引を実現する努力が必要視されている。

 佐川急便に次いで来年1月から中国(まず上海)での食品輸送を始めることになった大和ロジスティクでは、中国での輸入が禁止されている商品のチェック、売れる商品の選定、中国パートナーの選定、販売金の回収方法などが大事であるとしている。

 中国で輸入が禁止、規制されている商品としてはリンゴ、ナシ以外の果物、生鮮野菜、コメと生卵や牛、鶏、豚など肉類・畜産物の食品、加工品、ビデオ・DVDなどの広告用映像媒体などがある。