2009年08月31日
合成樹脂の特恵輸入消化率、7月末 10.2%、財務省 
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、実績/統計)
【関連企業・団体】:財務省

 財務省が31日発表した合成樹脂類(13項)特恵輸入シーリング枠消化状況によると、今年4ー7月の輸入額累計は21億8,800万円で、消化率10.2%となった。6月末から1カ月間に6億5500万円入った。

 今年度からサウジアラビアが関税暫定措置法施行令(25条)により特恵受益国から除外された。また、わが国との経済連携協定(EPA)発効に伴い、マレーシア、フィリピン、インドネシア各国からの輸入関税が無税となり、特恵対象から外れた。
 
 こうした事情から「13項」輸入相手国は、前年度の8カ国から今年度は中国、タイなど5カ国(7月末現在)となり、輸入額も大幅減少している。

【7月末の合成樹脂類(13項)特恵輸入額】 単位:千円 ( )は6月末現在
◇中国     773,599(460,928)
◇ベトナム    8,030(8,030)
◇タイ    1,377,344(1,035,467)
◇インド     16,103(16,103)
◇ブラジル    12,802(12,476)
(合計)   2,187,878(1,533,004)

 (注)2009年度の13項シーリング枠は21,409,655千円、一国当たり枠は20%の4,281,931千円となる。