オランダ社屋

　積水化成品工業は2日、高機能発泡体「ピオセラン」の生産拠点が今年4月のオランダに続いて7月には中国・蘇州にも完成し、世界への供給体制を確立したと発表した。
　
　「ピオセラン」は、自社技術で開発したポリスチレンとポリオレフィンの複合樹脂発泡体で、両樹脂の特徴である剛性と柔軟性を合わせ持ち、高い衝撃吸収性を付与できるところから、このところ自動車部材やIT機器の梱包・包装材として需要が伸びている。

　このため生産・販売拠点の拡充を急いでいた。生産拠点は日本2、中国2、台湾、米国、オランダ各1の計7カ所、年産能力は合わせて1万トンとなった。

蘇州社屋

■オランダ工場の概要
（1）会社名　　：Sekisui Plastics Europe B.V.
（2）事業目的　：ピオセランの製造・販売およびその他樹脂原料、成形品の販売
（3）所在地　　：Bedri jvenpark Twente 449, 7602KM　Almelo, The Netherlands
（4）会社形態　：当社100％出資
（5）会社設立　：2007年6月
（6）稼動開始　：2009年4月
（7）資本金　　：4.5百万ユーロ
（8）生産能力　：1,800トン/年（操業開始時900トン/年）
（9）販売計画　：2010年度　11億円

■蘇州工場の概要
（1）会社名　　：積水化成品(蘇州)科技有限公司
（2）事業目的　：ピオセランの製造･販売
（3）所在地　　：中国江蘇省蘇州市蘇州工業園区
（4）会社形態　：当社100％出資
（5）会社設立　：2007年12月
（6）稼動開始　：2009年7月
（7）資本金　　：7,170千米ドル
（8）生産能力　：1,200トン/年
（9）販売計画　：2011年度　10億円

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1251865925.pdf

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