2009年09月07日
中外製薬、抗インフルエンザウイルス剤「タミフル」の供給を増強
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:中外製薬

 中外製薬(本社:東京都中央区、永山 治社長)は7日、F.ホフマン・ラ・ロシュ社から輸入し、製造・販売している抗インフルエンザウイルス剤「タミフル カプセル75」「タミフル ドライシロップ3%」について、2010年3月までの供給計画を発表した。

 政府は昨年、新型インフルエンザ対策の強化として、人口の45%に相当する量を目標に行政備蓄量を引き上げる方針を決定した。一方、5月、国内において新型インフルエンザ(ブタ由来A/H1N1)が発生し、感染者数が急増している。ほとんどの国民が免疫を持っていないことから今秋冬に大規模な流行が懸念されている。

 このような状況から新たに1200万人分の通常流通品を2010年3月までに生産・供給することとした。これは、国民の約10%分、昨シーズン医療機関への出荷量の3倍に相当する。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1252308323.pdf