2009年09月09日
JBA「遺伝資源アクセスと利益配分」で検討委員会設置
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:バイオインダストリー協会

 バイオインダストリー協会(JBA)は、生物多様性条約の第10回締約国会議(COP10)が来年10月名古屋市で日本を議長国として開催されるのを前に、同協会内に「遺伝資源アクセスと利益配分に関する検討委員会(ABS委員会)」を設置し、わが国としての意見集約作業を開始したと発表した。
 
 COP10の主要課題の1つが「遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)に関する国際的制度(IR)」で、2002年から国際交渉が行われてきたが、途上国と先進国間の意見の隔たりは埋まらず、COP10での議論も結果ま見通せない状況といわれる。
 
 このため同委員会では、ABSーIRを前に、日本としてどのような選択が国益と産業の発展にプラスになるかの意見を集約し、国の方針に反映させる。メンバーはJBA理事会を中心とする17社から指名された委員で構成し、意見集約はJBA事務局が作業にあたる。