2009年09月10日
文科省・経産省「橋渡し研究推進事業支援」19件決る
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省、文部科学省

 文部科学省、経済産業省、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は10日、先端的な医療技術の開発一体となって推進している「橋渡し研究推進合同事業」で文科省13件(応募:89件)、経産省6件(応募29件)の課題を採択した。先端医療開発特区(スーパー特区)で進めている革新的医療技術などの橋渡しを加速し、早期実用化をめざす。
 
【文科省・橋渡し研究支援推進プログラム】
(スーパー特区)
◇胎児心電図実用化促進のための橋渡し研究(東北大学・木村芳孝氏)
◇低侵襲手術支援システムの実用化開発と臨床研究(浜松医科大学・山本清二氏)
◇T細胞を標的としたがん免疫療法の開発(京都大学・湊長博氏)
◇虚血肢治療用低侵襲ナノ粒子製剤の実用化(九州大学・江頭健輔氏)

(拠点活用研究 A)
◇アカデミアのTR拠点が創出する膵島移植確立のための戦略的アプローチ
・安全で高性能な細胞分離用酵素剤の臨床応用(東北大学・後藤昌史氏)
・新規免疫抑制療法を併用する臨床膵島移植の開発(福島県立医科大学・後藤満一氏)
◇脳梗塞患者に対する自家培養骨髄間葉系幹細胞の静脈内投与による細胞療法の検討(札幌医科大学・本望修氏)
◇患者心臓幹細胞と人工心臓の心不全臨床試験(京都府立医科大学・松原弘明氏)
◇卵巣がんを対象とした分子標的治療薬BKーUMの臨床開発(大阪大学・目加田英輔氏)
◇遺伝子組換えウイルスを用いたがん治療開発(東京大学・藤堂真紀氏)

(拠点活用研究 B)
◇多能性幹細胞フィーダーフリー培養基材の開発(大阪大学・関口清俊氏)
◇人工アジュバントベクター細胞の開発(理化学研究所・藤井眞一郎氏)
◇成熟血管新生治療のための除放化DDS開発(京都大学・田畑泰彦氏)
◇骨髄由来fiver repair Cell(LR細胞)の開発(山口大学・坂井田功氏)

【経産省/NEDO「基礎研究から臨床研究への橋渡し促進技術開発」】
(創薬)
◇難治性疾患を標的とした細胞間シグナル伝達制御による創薬(京都大学、日本ベーリンガー、三菱化学メディエンス)
◇複合がんワクチンの戦略的開発研究(三重大学、慶応大学、タカラバイオ)
◇次世代・感染症ワクチン・イノベーション・プログラム(大阪大学、大阪微生物病研究会、ジーンデザイン)

(診断)
◇メディカルホトニクスを基盤とするシーズの実用化開発(浜松医科大学、浜松ホトニクス)

(再生細胞医療)
◇細胞シートによる再生医療実現プロジェクト(大阪大学、東北大学、東京女子医科大学、国立成人医療センター、川崎重工業)

(治療機器)
◇先端的循環器系治療機器の開発と臨床応用、製品化に関する横断的・統合的研究(国立循環器病センター、産業技術総合研究所、ニプロ、三菱重工業)