2009年09月15日
昭和電工、リチウムイオン電池部材好調 「先端電池材料部」新設
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:昭和電工

 昭和電工は15日、リチウムイオン電池向け部材の販売が好調なため、16日付で社長直轄組織として、「先端電池材料部」を新設し、研究開発から製造、販売までを一元的に管理・運営すると発表した。
 
 同社は、高機能リチウムイオン電池用に正・負極添加剤「VGCF」が好調なほか、電気自動車用リチウムイオン電池向け負極材「SCMG」の需要が伸びており、今後も引き続き成長が見込まれている。
 
 このためグループ企業が持つ電池向け部材を集約し、グループ内で分散していた情報を一元的に管理・分析する体制をつくるとともに、技術革新が進む先端電子材料分野で、研究開発の高度化およびスピードアップを図る。

 新設する「先端電池材料部」は、現有6事業部門のいずれにも所属せず、高橋恭平社長の直轄となる。部長は、無機事業部門ファインカーボン部長の西村嘉介氏が兼務する。部員は取りあえずコアとなるメンバー5名でスタートし、本格活動が始まる2010年1月までに順次増員していく方針。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1252991165.doc