2009年09月16日 |
BASF、生分解性プラスチック「エコフレックス」が軟弱地盤の改良に |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:BASF |
BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は16日、生分解性プラスチック「エコフレックス」が、埋立地の軟弱地盤改良を支える環境に配慮したソリューションとして、チカミミルテック(本社:高知県)が製造する垂直ドレーン材(PVD)に採用されたと発表した。 エコフレックスは完全生分解性で、堆肥化可能でありながら、透水性、引裂強度、衝撃強度、柔軟性、引張強度に優れている。PVDに使用することで、耐衝撃性を向上させることが可能。 標準的なPVDは、外部フィルター不織布と、内部芯材(ポリエチレン/ポリプロピレン混合物)で構成されている。PVDを完全生分解性にする場合、ポリ乳酸など植物由来の再生可能材料を、外部フィルターの繊維や内部芯材として使用する。 しかし、植物由来の再生可能資源のみで作られたPVDは脆弱で、厚い地層への打設応力や間隙水圧のほか、地盤の変形、地表での盛り土加圧などの圧力に耐えられないが、石油由来のエコフレックスを使用することで、PVDの堅牢性を高めることができる。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1253069097.pdf |