2009年09月16日 |
8月の塩ビ生産・出荷 2カ月連続の前年比増「国内需要も回復軌道に」 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会 |
塩ビ工業・環境協会(VEC)は16日、8月の生産出荷実績を発表した。塩ビ樹脂(PVC)は生産14万7,045トンで前年比105.2%、出荷14万2,294トンで同111.7%と、ともに2カ月連続の前年比プラスとなった。「国内需要も着実に回復軌道に乗りつつある」(菅原公一会長)との見方が広がっている。 出荷内訳を見ると、国内需要は前年比87.5%の7万3,338トン、輸出同158.3%の6万8,956トンで、国内需要は全体的に回復基調にあるもののなお前年水準に及ばず、好調な輸出が依然として大きな支えになっている。 ただ国内需要も軟質用と電線その他用は前年比90%台まで回復しており、住宅、道路工事用などのパイプ向けが中心の硬質用PVC樹脂の回復に期待がかかっている。 一方、モノマー(VCM)も生産は26万7,342トンで前年比104.8%、出荷22万9,677トンで同104.7%と、7月に記録した前年割れを1カ月で取り戻しプラスに転じた。 (塩ビ樹脂) http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1253078909.xls (塩ビモノマー) http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1253078909.xls |