2009年09月17日 |
三菱樹脂、業界初の「折りたたみ式保冷・保温コンテナ」発売 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:三菱樹脂 |
三菱樹脂は17日、折りたたみが可能で、繰り返し洗浄できる、業界初の保冷・保温コンテナ「ヒシコンテナASKOC-30」を開発し、10月1日から販売開始すると発表した。 現在流通している同様の保冷・保温コンテナとは設計構造が異なり、厚さ約1ミリの表面層と約30ミリのPP(ポリプロピレン)発泡材を一体化したパネルを使用することで保冷・保温性を有し、優れた表面強度、剛性と軽量性(約2.7キロ)、洗浄耐久性を実現した。 原料には、全てポリオレフィン系樹脂を使用しており、再原料化が可能。組み立ても簡単で、折りたたみ時に高さが約4割となるため、保管や輸送も便利だ。 保冷性能は、室温40℃の環境下で約2℃の冷水(28リットル)を8時間放置した後も水温が10℃に達していないことを実験で確認済み。現在、大手流通会社や外食チェーンの一部にサンプルを提供し、輸送テストを実施中だが、すでに高い評価を得ている。 同社は、同製品の販売を外食産業や小売・流通業、宅配サービス、食品メーカー、漁業などの業界へ広く展開し、3年後に20億円の売上を目指す。 <ヒシコンテナ ASKOC-30の概要> (1)規 格 :外形寸法(フタ付)530ミリ×366ミリ×280ミリ(折りたたみ時の高さ101ミリ) (2)容 量 :29リットル (3)重 量 :2.7キログラム (4)素 材 :ポリプロピレン、ポリエチレン (5)価 格 :オープン価格 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1253153799.pdf |