2009年09月17日
PSの国内出荷は前年水準に戻す、輸出は高水準維持
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

 日本スチレン工業会は17日、8月のポリスチレン(PS)とスチレンモノマー(SM)の生産・出荷実績を発表した。PSの生産は、6万3,458トンで前年同期比13%減だった。昨年と同じく定修はなかった。

 国内出荷は、5万9,441トンで同3%減ととほぼ前年水準に戻した。このうち電機工業用は同16%減で、生活家電、デジタル家電向けがほぼ昨年並みだが、事務機器向けは回復に時間がかかつている。

 輸出は、3,905トンで同13%増と前月にひきつづき高水準である。韓国、中国向けが中心であった。出荷合計は6万3,346トンで同2%減である。在庫は、前月並みの低い水準である。

 一方、8月のSMの生産は、27万9,963トンで前年同月比15%増で5カ月連続で前年を上回っている。国内出荷は、12万4,424トンで同16%減と一息ついた。PS向けが減っているが、ABS向け、合成ゴム向けが回復しつつある。

 輸出は、13万9,595トンで同33%増の7カ月連続のプラスであった。出荷合計は26万4,017トンで同4%増と、6カ月連続のプラスである。在庫は3万トン増加して10万6,690トンである。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1253165068.pdf