2009年09月28日
太陽誘電、富士通メディアデバイスの通信デバイス事業を買収
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:富士通、太陽誘電

 太陽誘電は28日、富士通の100%子会社である富士通メディアデバイス(本社:神奈川県横浜市、中野勝薫社長)から同社が保有する通信デバイス事業を譲り受けることで基本合意に達したと発表した。

 太陽誘電は、高周波モジュールなど高周波デバイス事業の事業体質強化を進めており、その一環として、富士通メディアデバイスの「通信デバイス事業」を譲り受けることにした。

 富士通メディアデバイスは、通信デバイス事業として、SAWフィルタやSAWデュプレクサ等の開発、設計、製造、販売を行ってきたが、太陽誘電は携帯電話の基幹部分に搭載されるSAW フィルタやSAWデュプレクサなどをグループ内で事業化するで、高周波デバイス事業とのシナジー効果が活かせると判断した。具体的な譲り受けの内容や方法などは今後詰める。

【富士通メディアデバイス社の概要】
(1)商号: 富士通メディアデバイス株式会社
(2)代表者: 代表取締役社長 中野 勝薫
(3)本店所在地: 神奈川県横浜市港北区新横浜2-3-12
(4)主な事業内容: 通信デバイス事業(移動体通信機器用SAW フィルタ、SAW デュプレクサ、高周波モジュールや映像機器用SAW フィルタの開発、設計、製造、販売)
(5)資 本 金: 100百万円
(6)設立年月日: 1998年10月1日
(7)大株主: 富士通 100%

ニュースリリース参照
○富士通メディアデバイスの通信デバイス事業の譲り受けに関するお知らせ
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1254123870.pdf

○Taiyo Yuden to Acquire the Communications Device Business of Fujitsu Media Devices
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1254371525.pdf