2009年09月29日 |
ポリプラ、樹脂製品の“ひずみ”測定と寿命予測に新手法開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:ポリプラスチックス |
ポリプラスチックスは29日、樹脂製品の“ひずみ”や寿命が短時間で測定できる新しい技術を開発したと発表した。単純な変形状態を解析することはこれまでもできたが、部品を組み合わせた「歯車」などにも適用できるのが今回の特徴。顧客にとってはこの技術を樹脂製品の設計や生産技術、品質確保に活用していくことができる。「これからは材料の開発だけでなく、使いこなすソリューション技術の開発も重要になる」(関田隆一取締役・常務執行役員)といっている。 「歯車」のような場合、これまでのCAE(Computer−Aided−Engineering)と呼ばれる測定では寿命の予測までは困難だったが、今回はデジタル画像相関法(DICM)という独自の手法を用い、(1)実使用環境でのひずみ分布の可視化 (2)ひずみ分布から真の応力の算出 (3)同社が保有する膨大な疲労破壊寿命データの活用、の3つの技術要素を取り入れて新しい測定方法を開発した。 デジタル画像処理によって目に見えないひずみをとらえ、変形分布を考慮した応力を算出し、高精度の寿命測定を可能にしたことになる。 今後は、樹脂製品や部品の寿命予測だけでなく、故障解析に応用していく。また、顧客のニースに応えて製品設計や生産技術、品質保証などに適用していく方針だ。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1254218952.pdf |