2009年10月05日 |
クレハ、田辺三菱製薬に「クレメジン」の国内販売権を供与 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:クレハ |
クレハは5日、田辺三菱製薬(本社:大阪市中央区、土屋裕弘社長)に対し、慢性腎不全用剤「クレメジン」の日本国内における販売権を今年11月1日付で供与する契約を締結したと発表した。 「クレメジン」は現在、日本国内では、クレハが製造し、クレハから販売権を取得している第一三共(本社:東京都中央区、庄田隆社長)が販売を行っているが、今回の田辺三菱の販売権取得に伴い、田辺三菱と第一三共は「クレメジン」の国内販売に関する再許諾契約を締結した。 これにより11月からは、クレハが製造した「クレメジン」を田辺三菱が仕入れて第一三共に供給し、第一三共が従来通り販売及びプロモーションを実施していくことになる。 クレハは06年11月、三菱ウエルファーマ(当時)との間で「クレメジン」の米国を含む全世界(日本、韓国など一部を除く)での開発及び販売権を三菱ウエルファーマに供与する契約を締結しており、これに基づき三菱田辺製薬は現在、欧州で臨床試験(フェーズ3)を実施中。2011年には販売許可が取得できる見通しという。 既報 :http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=20144 今回の3社合意は、将来の「クレメジン」の世界展開につながるものととられている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1254728292.pdf |