2009年10月09日

信越化学の豪州子会社、金属珪素の生産能力を倍増

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：信越化学工業

信越化学工業は9日、100％子会社である豪州・シリコア社が西オーストラリアにある金属珪素工場の生産能力の倍増を決めたと発表した。 　現有年産3万2,000トン設備に対して、第1期増設として2011年末までに1万6,000トン増やして4万8,000トンとし、2013年末までに第2期としてさらに1万6,000トン増の合計6万4,000トンとする計画。第1期計画に要する投資額は80億円。　 　 　金属珪素は、半導体シリコン、シリコーン樹脂、合成石英の主原料で、世界的に市場が拡大しつつある太陽電池の主原料としても今後急速な需要の増加が予想されている。 　 　信越化学は将来の原料の需給変化と、価格変動への対応力を高めることで事業基盤の強化を図る。 　 【シムコア社の概要】 （1）本社工場： オーストラリア　西オーストラリア州　ケマートン工業団地 　　　　　　　　　(西オーストラリア州の州都パースの南180Km） （2）敷地面積： 400エーカー（160万平方メートル） （3）硅石鉱山： パースの北200Km （4）工場設備： 電気炉２基、製材所、木炭製造設備 （5）生産能力： 年産32,000トン ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1255080828.doc