2009年10月14日
東ソー、特殊合成ゴムCSMを倍増 世界トップメーカーに
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東ソー
東ソー南陽事業所全景

 東ソーは14日、南陽事業所(山口県周南市)にある特殊合成ゴム、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)設備の倍増を決めたと発表した。現有設備は年産4,000トンだが、1系列増加し同8,500トンに拡大する。所要資金は30億円。10月中に着工し、2010年8月完工の予定。
 
 CSMは耐候性、耐油性、耐薬品性、着色性などに優れた特殊合成ゴムで、自動車用ホース、高機能接着剤などのほか、エスカレーターの手すりやロールといった各種工業用品、レジャー用品、日用品など幅広い分野で使用されている。
 
 CSMの世界の市場規模は約15,000トン程度とみられている。これまでは主に米・デュポンと東ソーの両社が供給してきたが、最大手のデュポンが同事業から撤退したため供給体制を強化し、世界トップメー
カーとしての地位を確立することにした。

 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1255498337.pdf