2001年04月13日 |
TEC、マレーシアのガス設備近代化計画/エタン製造装置の基本設計を受注 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:東洋エンジニアリング |
東洋エンジニアリング(TEC)は13日、ペトロナス(マレーシア国営石油公社)の100%子会社であるOGPテクニカルサービス社と国際コンソーシアムを組んで、ペトロナス・ガス(PEG)がトレンガヌ州ケルテ地区で操業しているNo.1ガスプラント(GPP-1)とその付帯設備、LPG出荷基地(ET-1)の近代化計画および新たに追加するエタンガス製造装置の基本設計業務を正式に受注した、と発表した。 今回受注した内容は、1985年にTECが建設したガスプラントとその付帯設備、出荷基地の能力回復、運転効率向上を目指した改造計画および年産16万トンのエタン製造設備の基本設計業務。近代化計画については、既存設備が20年のプラントライフサイクルを迎えることにともない、改造項目を洗い出すべく同コンソーシアムが昨年6月に受注したスタディ業務の結果をもとに提案されたもので、基本設計業務は9月末の終了を予定している。 同社では、マレーシアにおける石油精製・石油化学などの分野における多くの建設実績や既存設備の建設で培った関係を背景に、同社の技術力の信頼性や価格面の正当性が評価されたものであるとしている。 なお同社では、今回の基本設計業務の受注を足がかりとして、今後さらにPGB社からの受注確保に向け積極的な営業活動を展開していく方針。また、今回の案件はTECが中期経営計画の中で重点的に進めようとしているプラントのライフサイクルに着目した顧客サービスの成果を表すものであり、今後も同様の受注拡大に注力していく考え。 |