2009年10月22日 |
日本ゼオン、「環境対応車向け画期的新素材」2種を開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:日本ゼオン |
日本ゼオン(古河直純社長)は22日、環境対応車向け画期的新素材として「低透過性能を持つ新規特殊合成ゴム」と「低燃費タイヤ用の新規合成ゴム」の2品種を開発し販売すると発表した。 「低透過性能を持つ新規特殊合成ゴム」は、バイオ燃料であるアルコール含有ガソリンの耐透過性に優れており、従来のFKM積層ホースと比べ材料コストを約20%下げることが可能。また、ホース製造時の生産特性に優れ、トータルコストの削減が期待できる。 生産は既存設備の転用が可能で、潜在的な市場として燃料関係で、2011年度以降のバイオ燃料自動車の普及時には年間約4,500MTを目標としている。 また、自動車の燃費を約2%改善できる「低燃費タイヤ用の新規合成ゴム」も開発し、販売を開始した。これはシリカとの混練性を改良した合成ゴムで、タイヤのトレッドに使用することで、自動車の燃費を推定約2%の改善効果が期待されている。生産は、現有のS-SBR生産設備で生産される。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1256178226.pdf |