2009年10月23日
ブリヂストン、オーストラリアのタイヤ2工場を閉鎖
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:ブリヂストン

 ブリヂストンは23日、オーストラリア子会社であるブリヂストン オーストラリア リミテッド(BSAL=原章二郎社長)が同日、南オーストラリア州アデレード市にある同社タイヤ工場(アデレード工場)およびBSALの100%出資会社であるブリヂストン ニュージーランド リミテッドがニュージーランドに保有するタイヤ工場(クライストチャーチ工場)の閉鎖を決めたと発表した。
 
  BSALはこれまで、両工場のコスト競争力強化に努めてきたが、国際競争の激化はさらに厳しく、現地でのタイヤ生産事業は存続困難と判断した。
 
 クライストチャーチ工場は2009年末、アデレード工場は2010年4月末までに閉鎖する予定で、同社は23日午後(現地時間)、同決定を両工場の全従業員・労働組合に伝えた。
 
 クライストチャーチ工場では約275人、アデレード工場では約600人の従業員が工場閉鎖の影響を受けるが、物流・顧客サービス・小売関連の約1500人には影響がなく、事業も従来通り継続する。雇用の影響を受ける従業員に対しては既定の退職金を支払うほか、関連の政府機関や企業と協力して再雇用を支援していく方針である。
 

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1256276077.pdf